こんにちは、吉川さん(@yoshikawa_sun)です。
2020/12/18に秋田県のテレビでヘルプマークの事が紹介されました。こちら秋田県のテレビCMでもよく見かける秋田県大館市のシンガーソングライター「大川ちさとさん(@CanpanmanC)」が特集されており、ご自身の外見からは分からない障害やヘルプマークについてお話されていました。
こういった場からヘルプマークや見えない障害への理解が広まってくれればいいなと思う今日この頃です。
ところでこの前、先輩たちとご飯を食べていた時にその中の1人の先輩から
「そういえばヘルプマークってさ、ウチらはどう声をかければいいの??」
っていう質問をもらったんです。
この質問にぶっちゃけ即答できなかった自分がすごく悔しかったのですが、確かに当事者目線で考えた時に、「自分はどうしてほしいんだろう?」って考えてみたんですね。
今回はそんなお話
理解が広まったその先
上記のようにたくさんの人がたくさんの形でヘルプマークや目に見えない障害への認知を広めてくれています。自分の周りでも何人かの人がこういった事に興味を持ってくれたりと、地道だけど理解が広まっているのを実感しています。
ただ今回の先輩のように、「ヘルプマークは分かったけど、じゃあそういった人を見かけたらどうすればいいの?」と質問に自分自身ハッとさせられました。
そうです、ヘルプマークという存在を知ってもらうという事が目的になっていて、いざどうすればいいのかその先を全然考えていませんでした…。
実際に普及啓発のポスターを見ても、「援助が必要な方のマークです」とかは書かれているけど、どうにも周知ばかりが目的になっていて具体的にどうして欲しいのかが見えてこないんですよね。
まずは知ってもらうことから始まったとは言え…んー、先輩の言うことも確かにごもっともです。
人によって手助けが必要な内容が違うからさらに困惑する!
って言うのも、「目に見えない障害をもった人」と言うのがこれまた対象がかなり広いし、人によっては手助けして欲しい・援助が必要な内容が違うので、どのように声をかけたら良いのか分からない原因の一つになっているところもあります。
よく電車で「ヘルプマークの人を見かけたら席を譲りましょう」って話を耳にしますが、その人(当事者)からしてみれば別にどうしても座りたいとか思ってないかもしれないし、必ずしも見かけたら助けなくちゃいけないってワケでもないと思います。
ヘルプマークを付けてる人がいる→助けなきゃ!でもどうしていいか分からない→結局何も出来なかった。。
っていう場面はかなりあると思うし、実際はそのヘルプマークをつけている人がその場面では助けが必要なかったりする時もあるので、悪循環とまでは言わなくてもかなりチグハグな感じだよなぁとよく感じます。
まずはその一言から
そういったいろいろな事を考えていたある日に役場に用事があって行ったのですよ、その時にホワイトボードにヘルプマークのポスター貼ってあったんですね。
おそらくポスターは県独自でアレンジしてると思うのですが、その中の文面で大きな文字で書いてあったのが
「何かお手伝いできることはありませんか?」という言葉。
「手伝いますよ」とかではなくて、「何か手伝えることありますか?」この一言であれば言う方も変に使命感を感じず、ヘルプマーク所持者も頼みやすいし必要なければ断りやすいじゃありませんか!
ちょうどヘルプマークについて考えている時だったのでまさに目からウロコでした!このように一般的な普及啓発ポスターとは別に独自でアレンジを加えたポスターなど様々な普及活動を行っている都道府県もありました。そう考えると秋田県!いやぁイイ仕事しますたねぇ〜(笑)
正解ではないけどベストではあると思う!
ハッキリ言って自分のこの考えが「正解」とは思っていません。援助する・しない、援助が必要・必要じゃないっていう問題はその時々によって変化してくるし、これが正解っていうのはないんだと思います。
正解ではないだろうけど、今のところ自分が考えるベストな対応なのかなって思います。実際にそういった場面で声をかけれるかは分かりませんが、自分も含めてお互いもっと気軽に声をかけたり支え合える世の中になったらイイなぁと思います。
参考になればさいわいです。
おしまい!