きっとこの話題はいつまで経っても無くならないだろうなあと思う
今回は巷でちらほら見かけるスマホの電波の影響やごく一部のペースメーカーを植込んだ高圧的な方々について、ペースメーカー植え込み当事者であるこの自分が実際にどうなのか書き記してみます
あくまでの個人的な感想ですが、当事者の意見として参考になれば幸いです
スマホで具合悪くなった事ないんだけど?
まず第1に、ペースメーカーを植え込んだこの約2年で明らかにスマホの電波の影響で具合が悪くなったり不具合で動悸や息切れを起こしたという実感はまずないです
よくペースメーカー植え込み部分から15cm程度距離をおいて下さいと言われているけど、15cmどころか寝てる時に寝返りを打って、朝起きたら植込み部分にうつ伏せでスマホを潰してたって事もありましたが、それでも特に影響を感じた事はないです(それはそれで自分に問題あるけど)
ペースメーカー植え込み当事者だけど人混みでスマホの影響を感じた事ないぞ!防犯ゲートも中々緊張するけど、今までで特にヤバイと感じたのは草刈機だ!あいつは特にヤバイ!つまり何が言いたいかというと、\(草刈機はヤバイ!)/
— 吉川さん@心臓ペースメーカー (@yoshikawa_sun) 2018年11月22日
以前にTwitterで珍しく呟いたけど、明らかに異変を感じたのは草刈機を使った時でした
草刈機だけは使用後に変な動悸を感じたので、その後は使用を控えてます。まあそもそも禁忌事項に草刈機の使用は控えるように説明されているので完全に自分の不注意でした
ちなみにその後、ペースメーカーの定期検診で草刈機の件で不具合が出てるか見てもらったところ、特に何も不具合は起きてなかったので、あの動悸は何だったんだろう?単にビビり過ぎだったのかな?
とまあ話が逸れましたが、Twitterとかでよくペースメーカーの電波の話題を見かけますが、本人からしてみれば「特に普通に使っても何も感じない」と言うのが本音です
電車や人混みでのペースメーカー高齢者の話
これもよく見かけるのですが、高齢者とかが「ペースメーカー入ってるんだからお前らは配慮しろ!」と高圧的に言われたとの内容をちらほら見かけます
その内容が事実がどうかは別にしても、残念ながら高齢者や一部の方々はそう言った高圧的な態度で相手を威嚇する傾向が多いので(全員でないにしろ)、もし電車や人混みで声を荒げて色々イヤミっぽく言われたら「そうだったんすか?いや〜すんませ〜ん!」と言った感じで聞き流すのが賢明だと思います
むしろその手のタイプの人はペースメーカーを植え込んでいようがなかろうが、何かにつけて色々文句を言いたい人が多いので、真に受けずにうまい具合にスルーする方がこっちとしても精神衛生上良いかと思われます
ちなみに、もし自分がそういう風にペースメーカーを植え込んでる人に注意されたら「えっ?マジっすか!?オレもペースメーカー入ってるんですよー!お互い大変っすね〜」って言ってみたいんだけど、そうなったらどんな反応するんだろうと気になったりはするw
当事者として
そしてやっぱり常々思うのが、一方的に他者に配慮を求めるだけでなく、やはり当事者側もペースメーカーに関して多少の知識や、言い方にしても相手への配慮は考えるべきだと思っています
そして自戒を込めて言いますが、決してペースメーカーを免罪符に相手からの配慮を当然のように考えたくないものですね;;
まとめ
話がぶれぶれになりましたが、結論としては自分はスマホの電波で体調を崩したケースは1度もないという事です
また人混みでも特に不調を感じたことはありませんし、もしスマホの電波や人混みで体調不良を感じたなら、ペースメーカーの定期検診で「〇〇日に電車で隣のヤツが携帯弄ってたんだけど何か不具合ない?」と担当の医師とペースメーカーの業者さんに相談すればきちんとペースメーカーのログを見て調べてくれますから!
このようにブログで書いても、きっと世間では今後も「ペースメーカーってスマホの電波ってどうなの?」といった議論は絶えないと思いますが、それでも当事者の体験や意見がもっと広まってほしいので、微力ながら少しでも世間に発信出来ればいいなと思う今日この頃です
おしまい!
いい記事ですね。私も性格上、言われたことは気になるタイプなので、植え込み当初30cm離すようにという説明に、それを守るにはどうしたらいいのか、色々と模索し、ネットでも色々と調べました。
それから技術も進歩し、昔はペースメーカー友の会からも、電車内で携帯の電源は切ってほしいとお願いしていた時期も過ぎ、平成9年以降のペースメーカーは防御も充実し、最近影響の大きい電磁波を出していた携帯の使用も終了したこともあり、今は、基本全く影響がないというのが事実です。友の会でも、普通に携帯使用するように啓蒙してます。(総務省のいろんな調査結果も出ている中で、外国の基準との関係等、大人の事情で、まだ一般向けに総務省方針として、携帯が注意項目に残ってますが(結果、そのため、メーカーの方は公式の場で大丈夫とは言えないのですが)、患者本人には、携帯は大丈夫ですよ、と教えてあげるのが本来の姿です。
(このテーマは色々と記事にまとめたので、その内に、再度掲載しておきます。歴史も含めて)
電車やバスの高圧的な人、この記事に書かれたコメントに全面的に同意です。ただ、高圧的でなく、ただ、本当のことを教えられてなくて、不安に思っている患者さんには、友の会に入会はしなくていいので、そういう行事に参加して、正しい知識を身に着けてほしいとは思います。
必要のない不安をもち、結果、トラブルを起こしたりするが、一番健康によくないんですけどね。
ちなみに、私が入れた頃のペースメーカーについての総務省の調査結果では、確か2機種くらいのみ、影響のあるものがあり(しかも影響でやすい条件作りこんで)そのうち一つが22cmだったので、30cmという基準でした。今はそんなものありませんし、当時も、どの機種かわかっているのなら、その人にだけ、注意しておけばいいんじゃないかと、コメントしたこともありました。
>>PACEMAKER0714さん
植え込み当初はかなり心配になりましたが今ではほとんど気にすることなく生活が送れています。
とは言えやはり「ペースメーカー=携帯電話の電波は身体に良くない」と認識されている方も実際問題として一定数おられるので、当事者の方には大丈夫ですよ、と伝えていきたいものですね。
そうなんですよね。このブログの記事、読んでいただけるといいのですが、高齢の方で、病院で一回聞いただけで、それをものすごく気にいて生きている人、が一番心配です。もともと、心臓病でペースメーカー入れている人は、タイプAと呼ばれる真面目な人が多く、注意しなさいと言われたら、本当に真面目に守ろうとしますから。(私もその傾向大なのですが)先生方が思うほど、気楽に受け止めてはいない人が多いんですよね。
以前早稲田大学の先生が、アンケート結果をまとめて、いかに退院後、いろんな場で勉強することが重要かということを報告されてました。