「ヘルプマークをつけて電車に乗ったら何かしらの反応ってあるのかな?」
先日の話ですが、私用で東京〜千葉に行ってきました
滞在時間わずか1日でしたが、空いた時間でふと上記のような事を思って、せっかくなので試してみました(笑)
↓その時のツイートはこちら
決して優先して座りたいとか、オレは障害持ってるんだぞ!といったアピールをしたいわけではなく、ただ単純に世間でのヘルプマークの認知度ってどのくらいなんだろう…?という好奇心からのものです
そしてまぁ色々と考えさせられる結果になったので、今回はそのヘルプマークをつけて電車に乗って感じた事や今後の課題についてお伝えしたいと思います( °_° )
なんの成果も得られませんでした!!

結論からお伝えすると…まさに「なんの成果も得られませんでした!」\(^o^)/
いや、成果というと誤解があるかもしれませんが、何かしらの反応が一切なかった意味では何も得られなかったと言えるでしょう(笑)
日中の昼間に電車に乗って、何度も優先席に座っている人の前に立ってみましたが、誰一人として何かしらの反応をもらえませんでした!!
ちなみに経路としては、
- 東京→蘇我(京葉線経由)
- 蘇我→東京(総武快速経由)
といった感じで、近場をぐるっと1周しただけの結果なので検証としては弱いかもしれません(^_^;)
そして下記ではどういったケースでの検証を行ったかを場面ごとに説明します
1.スーツ姿の男性3人が座ってた時
最初に、東京駅から蘇我駅に向かう時でしたが、優先席にはスーツ姿のサラリーマン?の男性が3人座っていました。これはもしかしたらさっそく何かしらの反応があるか!?と内心期待しましたが、
- スーツ姿A:パソコン作業
- スーツ姿B:スマホ
- スーツ姿C:爆睡
はい、全くと言っていいほど見向きもされませんでした\(^o^)/
自分もなるべくリュックに付けたヘルプマークを見えるようにチラチラと思わせぶりな人みたいにやってみましたかが…、反応なし!!
3駅ほど粘りましたが断念してその場を離れました(^_^;)
2.学生さんが座ってた時
蘇我駅から東京に引き返そうとして総武快速に乗っている時、優先席には高校生らしき学生さんが仲間と3人座っているではありませんか。今度こそは何か反応があるかも!?と思いましたが結果は
- スマホ
- スマホ
- スマホ
ダメだ!みんなスマホに一生懸命でそもそも視界に入ってねぇ!\(^o^)/
考えたら自分も学生の時に優先席で友達と座ってて、話に夢中で周囲なんて一切気にしてなかったから、お互い様かなーとか思ってしまったり(苦笑)
船橋駅あたりで心が折れてその優先席から離れることを決意
3.お年を召した人達グループの時
ここまでサラリーマン、学生ときたのでこの際年齢層をグッと引き上げて検証してみようと思い、お年を召した人達グループの前に立ってみました
結果はまぁ…何も反応は得られず(^_^;)
何かの婦人会やサークル仲間?かと思われますが、とにかく話に花が咲いて楽しそうな様子でした、いやー微笑ましいです(笑)
ここまでくると、もはや自分のライフは完全にゼロになっていて、今回の検証を終えました(´△`)
ピーク時の電車での配慮はまず無理だわ!

心が折れたとか言っておきながら、日中の検証とは別に夕方からの時間はどうなんだろうと思ったのですが、
夕方以降の帰宅ラッシュ時の電車での検証はハッキリ言って無理です!人が多すぎます!!
電車内での身動きすら取れないほどの人混みなので、ヘルプマークとか配慮とか言ってる場合ではありませんでした( °_° )
これ、本当に周囲からのサポートを受けたい人がいた場合って時間帯とか考えろよ!とかいった話になるのかな?
以前にニュースになった混雑時に車椅子や、ベビーカーに子供を乗せて電車に乗ったら舌打ちされた話に通じるような思いになりながら、すし詰め状態で電車で移動するのでありました
これが現実と受け止めるべし
席を譲ってもらおうとか相手を責める気持ちは全くなくて、これが世間の現実なのかと痛感です( ¯•ω•¯ )
— 吉川さん/心臓ペースメーカー (@yoshikawa_sun) February 26, 2019
混雑時の電車での話は仕方ないとしても、日中での優先席での件では現実問題として当事者サイドも受け止めるべきでしょう。他者からの配慮がなくても決して怒ってはいけません
そもそもヘルプマークを見える位置に身につけてしていたとしても、その周囲がヘルプマークを認知しているかは分かりませんし、本当に体調を崩して座席に座りたいのであれば当事者からお願いする姿勢も大切です
実際に自分が健常者と言われてた頃も、明らかに障害を持った人に対してどこまで声をかけたら良いのか分からなかった経験もありましたし、決して無関心というわけではなく「どこまで踏み込んでいいのか分からない」という人もかなり多いと思います
それであれば、相手からの配慮を待つばかりでなく、当事者からの一言があれば、お互い気分よく電車に乗れるのではないでしょうか
※障害者なんだから席譲れよ!とかの高圧的な態度はだめですよ(^_^;)
最後に

ヘルプマークの認知度は年々高まってきているとは言え、まだ社会全体に浸透しているとは言い難い現状です
そこには純粋にヘルプマークを知らなかったり、分かっているけどどのように配慮をして良いのか分からないなどの様々な背景が絡み合っているように感じます
当事者側としても現状に不満を嘆くのではなく、これが今の現実と真摯に受け止め、今後の課題として目を向ける事が大切なのではないでしょうか
おしまい
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