【障害者手帳】障がい者として生きる道を選択した話

障害者手帳のイラスト

 

吉川さんです

 

唐突ですが自分は「身体障害者手帳」を所持しています

いわゆる「障がい者」と呼ばれている側の人間です

 

今回はその「障害者手帳」を取得するまでの経緯と、なぜ「選択」という言葉が出てくるのか説明していきます。参考にしていただければ幸いです

障害者手帳とは?

まず前提として話をすると、日本の障害者手帳は大きく3つに分類されています

 

  1. 身体障害者手帳
  2. 療育手帳
  3. 精神障害者保険福祉手帳

 

身体障害者手帳は自分のように身体(内部含む)に特定の障害を持った人が持つ手帳、

療育手帳は知的障害者が持つ手帳で、精神障害者保健福祉手帳は、統合失調症などの特定の障害を人が持つ手帳とされています

 

この手帳を持つことにより公的機関などで料金の割引など様々なサービスが受けられます

※障害等級や地方自治体により受けれるサービスに差がある

 

このように分類されていますが、ひっくるめて「障害者手帳」「手帳」と言われるケースが多いです

障害者手帳の取得は本人が選択する

こう書くと誤解を招くかもしれないので前置きしておきますが、

障害者手帳を取得する条件として、当然ながら「特定の病気」に当てはまらないといけません

何も病気が見られない状態で「オレ、障害者手帳取るわ!」なんて事は出来ません

加えて手帳の申請には必ず「医師の診断書」が必要になりますので、担当の主治医に相談しましょう

 

条件が当てはまれば、住んでいる地域の市役所などの障害福祉課(場所により名称に違いあり)へ行き、障害者手帳の申請を行うことが出来ます

 

ここで気づいたかもしれませんが、

 

障害者手帳の取得は原則、本人の申請により行われます

 

手帳取得の条件に当てはまったからと言って何もせず自動的に取得出来るわけではないのでご注意下さい

 

そして自分から申請するという事はすなわち

「自らが障がい者としての道を選択する」という事になります

 

選べるんです、自身がそのまま人生を送るか、手帳を取得して様々なサービスを受けながら生きていくかを

自分も当時はかなり悩みました、正直に白状しますが、どうしても「自分が障がい者になる」という事が受け入れられませんでした

 

でも考えてみれば、障害があろうがなかろうが一人の人間である事に変わりはない、それなら自分は周りの支えを受けながらも、一人の人間として生きていこうと決めました

 

余談ですが、自分はどうにも「障がい者」という言葉が好きになれません

感覚的な話なんだろうけど、まるで本人の全てに障害を持ってるように言われてるような気がして何だか嫌です

それならもっと「障害をもった人」とか「○○が不自由な人」とか表現したほうがもう少ラフな感じで壁を感じなくていいのになって思う今日この頃です

注意点

話が脱線しましたが、ここで1つ注意点があります

この障害者手帳ですが原則はその本人が申請しなければならないと上記でもお伝えしましたが、逆を言えば

 

自分が申請(行動)しない限り、役所などからは何もアクションは起きません!

 

病院でも親切な医師は「障害者手帳の申請してみたら?」と先に教えてくれる人もいるらしいですが、基本的には自分から聞かない限り向こうからは何も言ってくれないケースが多いので、もし自分が重い病気や手術をした際には、その病気が障害に当てはまるのか調べることを強くおすすめします

まとめ

障害者手帳を取得するのは自分本人で選べます

 

しかし病院や役所では相談しない限り向こうから情報を提供してくれることはほとんどありません

今はネットでも沢山の情報が得られます。なのでもし自分がその障害に当てはまりそうであれば、自ら行動して情報を得たり、申請を行うことをおすすめします

 

おしまい

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