ホルター心電図までの経緯

ホルター心電図のイラスト

吉川さんです

 

前回は「完全房室ブロック」による数秒間の心臓停止で人の身体はどうなるのかを自身の体験を通して書きましたが、今回はその病気が発覚するまでの経緯、病院受診、検査などを説明していきます

 

 

決め手は「24時間ホルター心電図」だった!

 

結論から先に書かせて頂くと、自分の病気が分かった決め手はこの「24時間ホルター心電図」でした

 

ホルター心電図とは一般的な心電図と同様、身体に何か所か電極を付け小型の機械によって1日(24時間)の心臓の動きをチェックするという物です

 

本体とは別に自身がいつでも押せるボタンが付いていて、本人が動悸や息切れなど、身体の異変を感じた時にそのボタンを押すことによって後の記録解析時に心臓の動きとボタンを押したタイミングを照らし合わせて病気の可能性を見つけるという何ともハイテクな機械なのです!

 

ホルター心電図検査に至るまで

ただしこのホルター心電図の検査に至るまで自分の場合は約2か月という期間が空きました。なぜ体調不良を起こして検査にそこまで時間がかかったのか、自身のエピソードをふまえて順を追って書いていきます

 

1.一般的な検査では何一つ異常なし!

命に関わる緊急の場合は除きますが、一般的に病院へ行き先生に相談すると大体は血液・心電図・尿検査など…、まぁ一般的な検査を行うという流れが多いです

この時点で何かしら病気が発見できれば良かったのですが、なんと検査の結果は何一つ異状なし!

2016年10月、明らかに目が回るし体調が悪いし身体に違和感を感じているのに何で異常がないの!?って感じでこの時点で途方に暮れる

 

2.お薬飲んで様子をみましょう

一般的な検査で異常が見られなければ、ほとんどは「とりあえずお薬出しておくから様子をみましょう」という流れで薬を処方される場合が多いです

 

自分も眩暈止め、安定剤などを処方してもらい様子をみましたが様態は一向に落ち着かず、むしろ日に日に眩暈や動悸は強くなり、しまいには立ち上がれなくなるほど症状は悪化の一方でした

自分でも明らかに体調がおかしいという実感はありましたが、検査で何も異常がなかったとなれば、それより先に行動することは出来ず朦朧とした意識の中まさに八方ふさがりでした

 

3.それでも異常は見られず

2016年12月、身体に異変が起きてから2か月が経ちました
依然として少しの動作でも眩暈・動悸・息切れを起こし、とうとう数分も起き上がれない状態となりました

 

それまでの期間、何度も病院に通い診察や検査を受けましたがやはり異常は見つからず…
検査の結果が問題ない以上、家族含め周囲からの風当りも相当なものでした

 

「やる気がない」「体調管理がなってない」「すぐ体調を崩すへたれ」などなど
まぁ検査の結果で異常が見つからないので、体調管理がなってないとか思われたり何を言われても仕方ないと思いましたが、やはりこの期間が肉体的・精神的に一番辛かったです

 

それと同時に「自分の事は自分が一番良く知っている…こうなったら何が何でも原因を突き止めてやる…!」ともはや生きる事への執念とも思えるような感情が芽生え、自ら行動をおこそうと心に決めた瞬間でもありました

 

4.紹介状をお願いする

心の底からのお願いでした

 

かかりつけの先生にもっと大きな病院でしっかり検査してほしいという相談をしました
考え方によっては他の病院で検査を受けたいなんて、かかりつけの先生からしてみれば大分失礼かと思いましたが、もはやそんな事を言ってる余裕はありません

 

ありがたいことにその先生は快く承諾してくれて、「〇〇病院に紹介状と検査データも提出するから、ウチでも一応心電図とかの検査するね」そう言い先生は近所の大きい病院を紹介してくれました

 

今にして思えばこの時の選択が自分にとって人生の分岐点になったかなと思います

 

5.そして

2016年12月26日
かかりつけの先生から紹介状をもらい、そのまま紹介してもらった病院へ行きました
受付に紹介状を渡し、初診の患者が記入する用紙に症状やいつから具合が悪いのか等を記入して待合室で呼ばれるのを待ちました

 

「循環器内科」
30歳の自分には正直無縁な話だと思っていましたが、少しの動作でも眩暈や動悸が激しいという事で、心臓関係を検査しましょうという事でした
「血液検査・心電図・頭部MRI・レントゲン」今まで病院で受けた検査でしたが「もしかしたら何か分かるんじゃないか」と期待している自分がいたのですが、やはり検査結果は異状なし。やっぱり何も異常がない…

 

いよいよどうしたものかと落胆していると、担当の先生から「もう一つ検査があって、それで異常が見つからなければ心臓関係では無いと思います」

 

そうです、最後に残っていた検査こそがこの2か月以上に渡り自分自身を苦しめた原因を突き止めた「24時間ホルター心電図」だったのです
その日のうちに体にホルター心電図を装着し測定を開始、翌27日に測定を終えた心電図を返却し解析結果をお願いする事になりました

 

解析結果は日数がかかり、年末年始の関係もあり結果がでるのは年明けちょっとしてからだという話でした

まとめ

以上が自分が24時間ホルター心電図にて検査を行えた経緯となります

 

要約すると
  • 検査で身体に異常が見られない場合、薬を飲んで様子をみることが多い
  • 周囲の人からの理解が得られない事がある
  • 上記2つの理由により肉体的・精神的に辛い
  • 一向に症状が良くならない時は思い切って他の病院を紹介してもらい検査を受けた方が良い

 

となります

 

うーん、上手にまとまりませんが、とりあえず今回はこの辺で締めたいと思います

 

さて、次回はいよいよ先生からの告知やその時の心情、自分の取った選択について書いていこうと思います

 

おしまい!

記事への意見・感想などお待ちしております